伊映画の輪広がれ 京の若者ら、全国で上映会
京都市の若者らでつくる市民団体「京都ドーナッツクラブ」が、日本ではなじみの薄いイタリア映画に光を当てようと、全国で上映会に取り組んでいる。配給の交渉から翻訳まで、メンバーが手弁当で手がけている。「サッカーや料理、ファッションだけではない。イタリアの豊潤な文化を知ってほしい」と意気込む。
クラブは、母親がイタリア人のラジオDJ野村雅夫さん(35)=下京区=を中心に、大阪外国語大(現・大阪大)OBら十数人がメンバーとなっている。
結成は、野村さんが同大学在学中の2002年、イタリア語専攻の学生で同国の演劇を文化祭公演したことがきっかけだ。未翻訳の戯曲だったが好評を博し、日本で初披露することにやりがいを感じて、05年にクラブを立ち上げた。名称には「輪が広がるように」との思いを込めた。
09年からは、イタリア映画を中心に紹介。シルヴァーノ・アゴスティ、エウジェニオ・カプッチョら個性派監督が制作した社会派ドラマなどを取り上げた。これまで12本を全国各地のミニシアターなどに配給。京都市内では元立誠小(中京区)で上映した。
上映権の獲得や映画館との交渉、字幕の翻訳など、すべてクラブで担う。映画のテーマに沿ったトークショーも企画。評判を呼び、松山市などの映画館から上映を求められるまでになった。
11年にアゴスティの小説を出版するなど、映画以外でもイタリア文化の普及に努めている。昨年8月には活動拠点として、中京区河原町通三条下ルに交流スペース「チルコロ京都」を設けた。
野村さんは「非英語圏の作品には新鮮な感動がある。映画のDVD化にも取り組みたい」としている。問い合わせはチルコロ京都TEL075(708)6818。
【 2014年01月22日 10時56分 】
2013年9月6日 朝日新聞 夕刊(関西版)「シアターガイド」に掲載されました。
2013年9月6日(金)ぴあ関西版WEB
2013年2月4日 産経新聞 文化欄に掲載されました。
絵本読み聞かせも「デジタル化」 電子書籍売れ筋は「声の出る絵本」の時代背景
(電子絵本『剣を持ったクマ』について)
2013年1月13日 MSN産経ニュース(関西版)
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2011年4月12日 朝日新聞 夕刊(関西版)
「アゴスティワールドへようこそ」
2010年2月10日 朝日新聞 夕刊(関西版)
「鬼才アゴスティ監督上映会」
2010年2月9日 京都新聞 夕刊
2009年10月19日 京都新聞
アゴスティ監督作 本邦初公開についての記事
2008年10月10日 毎日新聞(全国)
『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』について
森永卓郎氏 レビュー
2014年8月29日 産経新聞 夕刊(関西版)
「グレート・ビューティー/追憶のローマ」についてのインタビュー
2013年4月30日 朝日新聞 夕刊(関西版)掲載
野村雅夫 寄稿文「イタリア映画祭2013」
2013年4月20日 朝日新聞 夕刊(関東版)掲載
野村雅夫 寄稿文「イタリア映画祭2013」
2012年10月13日 朝日新聞 夕刊(関西版)掲載
『ホームムービーの日』について
2012年 讀賣新聞 朝刊(関西版)掲載
くらし面 息抜きについて
野村雅夫インタビュー
2011年8月5日 朝日新聞 夕刊(関西版)掲載
『人生、ここにあり!』について
野村雅夫インタビュー
2011年4月24日 朝日新聞 朝刊(関東版、関西版)掲載
「イタリア映画祭2011」
野村雅夫 執筆
2010年12月3日 朝日新聞 夕刊(関西版)掲載
『シチリア!シチリア!』について
野村雅夫インタビュー
2010年4月30日 朝日新聞 夕刊(関西版)
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野村雅夫 対談